2015年12月23日水曜日

カイロ/CAIRO【感想のみ】

カイロ/CAIRO



プレイ人数:2-5人
プレイ時間:30分
デザイナー:ギュンター・ブルクハルド




エジプト、何千年もの歴史の中で数多くの映画、小説、そしてゲームの舞台になった国でしょう。
古代、文明、謎、といった多くのロマンと、建造物、輸送、交易などといったゲーム化しやすいテーマのものも多く、ボードゲームのテーマにもよく採用されています

このゲームは、中でもピラミッド建造に焦点を当てたもの。
ピラミッド建造の資源となるコマを、建設予定地まで運び、なんとそのまま積み重ねて建造します。

で、肝心のピラミッド建造のための資源輸送方法ですが、これが衝撃の“弾く”アクション。
手番になったらサイコロで船を進めてから、船の上に資源を乗っけて、建設予定地に向かって資源を弾きいれるのです。
ちなみに弾く指もサイコロで決まってます。小指とかが出ると高度な力加減が求められます。

さて、やってみると想像以上に難しい!どの指でやっても、なかなか枠の中に収まりません。
盤外に弾き出すと没収されてしまうので、つい力が弱まってコロン・・・とむなしく落ちたり、思いのほかパワー制御が利かずテーブルの外にまで飛んでしまったり。
自分だけの必勝テクニック見つけたわ!と叫ぶ奴あり、力任せに頑張る奴あり、なかなか狙い方に個性があって面白いですが、割と皆苦戦してました。

弾きが終わったら建造フェイズ。資源が多くあれば、他人の資源と合わせてピラミッドが建てられます。
自分の手番なら、ピラミッドの一番上に自分の色の資源を置いて高得点が狙えます。
ここまで苦労した分、自分の色が一番上に載ったピラミッドが建てられるととっても嬉しい。
ただこれ、弾かれたら壊されてしまいます。といっても狙って壊せるプレイヤーもなかなかいませんが。

難しい難しくないは置いておいて、とても楽しいゲームでした。
弾いて、入った入らないで盛り上るのはもちろん、建造されたピラミッドを弾き壊すこともできるので、その自由度はかなり楽しいです。
今回は席が固定のテーブルだったので、なかなかピラミッドが建造できませんでした。これは立ち回って遊ばないとダメな奴ですね。

どちらかというとバカゲーの部類ですが、ピラミッドを“積む”という直球感が個人的にツボです。
次は自由に立ち回れるところで遊ぶ予定。



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